matyunagニャッシ

癌治療についてほんの少し。

d0139939_18333886.jpg

ちょっと前に見た夕陽。

今日は友人に誘ってもらってNHKのふれあいミーティングとやらに参加してきました。テーマは、日本のガン治療について。
ぜんっぜん予備知識なしです。いやはや。
幸い、身近なところにガンを患っている人はいませんで。

会場はNHKのふれあいホールだったかな?で、トークショーみたいな感じでした。ゲストが鳥越俊太郎さんと患者団体の代表をしているなんとかさん(失礼)あと、NHKの記者のみなさん4名。
特報首都圏などで放送したものを見つつ語り合うという。

それで感じたことや学んだことを忘れないうちにまとめとこうと。
要点をまとめると
・ガン治療にかかる医療費はやたらと高いらしい
・治療に関する態勢も地域によって、医師によって千差万別
・癌を克服して働きたい人、治療しながら働きたい人に対する周りの理解がない
・命や生き方ということに関する考え方の問題

について。なんとなく下に書いています。

最後に!(いやちょっと強調しとこうと。ワープさせました)
患者団体の代表をしている方が(この方も悪性リンパ腫を克服したそうです)患者の声が、国や自治体や国民に広く届いていない!と言われてました。
何でも一緒なんですね!!
原発要らないってのも届かないよねー。
このイベントに関するアンケートを書かないといけなかったから、ついでにNHKで反原発の抗議行動に関する報道がないのはなんでですかって書いておきました。しつこく。




まず、医療費について。
私も医療保険には入っています。癌特約みたいなのもあったかなあ?でもああいうのって、入院したら日額いくら、癌だったら一時金いくらとかいう設定ですよね。
それで大丈夫だと思ってた。
でもね、違うんですって。手術したら終わりじゃないんですって。

手術後も再発を防ぐためなどに抗がん剤治療や、放射線治療が続くらしく、その抗がん剤がめちゃくちゃ高いらしい。1錠9000円とかするんですと。
それを毎日飲まないといけなかったりするんですと。
鳥越さんは手術後に3年間、抗がん剤の薬代が毎月10万円かかったんだそうです。大変だ・・・・。

続いて癌医療そのもについて。拠点病院の話とか。
2007年に施行されたがん対策基本法とやらで、がん診療連携拠点病院というのが指定されるようになったんですって。そこに行けば全国どこでも一定の質の治療が受けられるようにと。
しかしやはり、拠点病院としての要件は満たしているけど質的にどうかという問題もあるらしく、きちんとした診断をしてもらえず発見が遅れてしまうというケースが紹介されていました。
患者が一番知りたいことは、やはりどこの病院がいいのか?という問題で、その情報をどうやって仕入れればいいんだかという話でした。
なんか問題山積で、良い案はないみたい。残念ながら。

地域の病院間では、この病気ならあの病院のあの先生がいいというのは知られているけど、それを信頼できる形で外に出す手立てがない。出して良いものかも議論が必要だと。
診療件数もひとつのヒントにはなるけれど、それだけで分かることは少なすぎる。ある病院で手術を受けて、別の病院でその後の治療を受ける、そしてその患者さんがその後どうなったかというのは辿れないんですって。
そういうデータがあれば、ある程度参考にして病院選びや治療法の選択に活かせるのにという事でした。
あと、人材不足も深刻だとか。
和歌山の薬物療法専門医の例を挙げられてたのですが、2人の専門医で500人の患者の抗がん剤治療を受け持っているんだとか。それに加え週1で専門医がいない他の地域にも通っているとな。
薬物療法専門医は、今日本に712人いるみたいです。
資料はコチラ→http://www.jsmo.or.jp/authorize/lists.html
愛知が充実してて。なんでだろう?拠点病院も愛知は多かった。

拠点病院の話を聞いてて私が疑問に思ったこと。
そもそも、まず最初の診断が正しくないと話にならないわけで、それには対策があるんだろうか。拠点病院に行ったのに、誤診が続けば手遅れになりかねない。
診断結果を受けて、この病気ならあの病院で治療してもらうと良い!というコーディネートをしてくれる人がいれば安心な気がするけど、そういう取り組みはあるんだろうか?
質問してみたかったけど、出来ませんでした。

そして仕事の問題。
癌だけではなくて、これはどんな病気でも同じかもしれませんが、治療には時間がかかります。
そうすると働ける時間に影響が出てくるし、薬物療法の副作用などで体調が万全というわけにもいかなくなるでしょう。
それで会社に迷惑がかかるからと辞める人や、会社から辞めてくれと言われる人がたくさんいると。仕事を探していても病気のことを話すと、とたんに会社側の表情がかわると。

これは患者さん本人だけではなく、ご家族にも当てはまるんだそうです。看病の為に仕事を休みたいけど休めない。
働くお母さんにも当てはまるみたいですね。
子供のことでこれ以上休みが増えるようなら辞めて欲しいと言われたという話を、つい先日聞きました。その上司アホかと思ったけど。

仕事関連で紹介された取り組みのひとつが、江戸川区の病院の一例でした。
その病院は放射線治療の診療時間を22時までに延長したそうです。そうすると、仕事帰りに治療を受けに行けるわけです。
診療時間を延ばそうと言いだしたのはそこの医師で、その方も前に脳腫瘍を患われていたのだとか。
病院側も人件費などの負担は増えたけど、その分患者さんが増えたし、病院が少しの犠牲を払えば患者さんが大きな犠牲を払わずにすむ、とその医師は話されていました。

もうひとつは癌患者だった人たちを対象にした就労支援をしている方の話でした。この支援(事業だったかな?)をしているのも、癌患者だった方なんですよね・・・。鳥越さんは冗談半分ではありますが、日本の企業の社長が全員癌になってみればいい、もしくは癌患者であった人しか社長になれないようにすればいいと仰っていました。

人間は自分の経験したことしかわからないんですねえ。
経験しないと優しくなれないんですかねえ。
想像力ってもんがあると思うんですけどねえ。
なんだかねえ。

そして最後に、今日のイベントの中でも何回か「2人に1人は癌になる」と言われてたことについて。
そうは言っても、まんべんなくどの年齢層でも二人に一人かというとそうではないはずです。ちょっと調べたら、40歳くらいから徐々に増え始め50代でどんどん増えていくという感じでした。
このサイトの下から3分の2くらいのとこにあるデータ。

これを見ると、抗がん剤なんかにかかる医療費の問題や、就労支援の問題もちょっと違った風に見えてくるのかなあと思います。長くなるから割愛しますが。

全体的に、最近いろんなところで見聞きすることとリンクしてるなあって感じました。根本的な考え方の問題じゃないかと。

鳥越さんが、自分が癌だと分かった時に誰しも、自分の命はもう短いんだと孤独を感じるだろうと仰っていました。
私はそういう経験をしたことがないので、軽々しくは言えないけれどそれってちょっと違うんでは・・と思いました。そう感じた理由はこれまた長くなるし、デリケートな話な気がするし多分上手に書けないし、気になった方は直接聞いて下さい。

最後に!
患者団体の代表をしている方が(この方も悪性リンパ腫を克服したそうです)患者の声が、国や自治体や国民に広く届いていない!と言われてました。
何でも一緒なんですね!!
原発要らないってのも届かないよねー。
このイベントに関するアンケートを書かないといけなかったから、ついでにNHKで反原発の抗議行動に関する報道がないのはなんでですかって書いておきました。しつこく。

あとおまけで、最近不妊治療についてもちょっと学びました。
ちきりんさんも書いていらっしゃいました→ちきりんの日記「不妊治療に関する課題出しエントリ」
首都圏ネットワークの不妊治療についての特集も見られます→「不妊社会」

世の中は問題山積。だけど根っこは全部同じなような気がする。
[PR]
by matyu_nao | 2012-07-08 20:57 | 日々あれこれ | Comments(0)