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matyunagニャッシ

カテゴリ:読んだもの( 37 )

インドには絶対に行きたいのですよ

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小学生の頃から知っていて
今でも帰省した際に会ったりする友人が3人います。

Aさんは小中高と同じ学校だったけど
話すようになったのは高校に入ってから。
彼女が大学で熊本に行ってからは熊本の家に遊びに行かせてもらうなど。

Yさんは小学校のクラブと中学の部活で一緒にバレーをやってたけど
高校は別の学校に。
それでもなぜかつながりは途切れず、今でも仲良し。

Hさんに至っては、小中と同じ学校ではあったけど
一度も同じクラスになったことはなく、なんで仲良くなったのかもはや覚えてない。
でも今でも、頻繁ではないけれどちゃんと近況報告はしあっている。

不思議だなあと思います。
別にものすごく友だちが少ない子供だったわけではないのですが(笑)
なぜかその3人とは波長があったのだろうなあ、と。
いつまでも同じ波長でいたい。

でですね。最近の愛読書。

ヒンディー語には与格構文というのがあるそうです。
例えば日本語で「私はあなたを愛している」という文。
ヒンディー語だと「私にあなたへの愛が宿った」という言い方になるんだとか。

なので、あなたの性格を分析し好みに合うから好きになったのだ、ではなく
否応無くどうしようもなくやってきたのだ、と表現するんだそうな。

あとね「私はヒンディー語を話すことができる」は
「私にヒンディー語がやってきてとどまっている」という言い回しになるそうです。

ほえー。すげー。すげーインド。
と思いました。
このあとさらに高尚な話が展開されまして、私はこの本のこの部分が大好きです。

冒頭の友人についても同じなんでしょうね。きっと。
特に理由があるわけではないのです。
ていうか無理に理由なんて探して言葉にしたら台無しだね。きっと。

なんか波長が合って
私からの長文お手紙攻撃を受け入れてくれる友人がいて
私は幸せです。

インドにはいつか絶対行きます。




by matyu_nao | 2019-05-31 17:36 | 読んだもの | Comments(0)

百合の花、黴の花。

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とらや羊羹意匠の話のつづきから。
真ん中の五十鈴羮なのですが、三日月みたいな形は百合根を使ってあるそうな。
そして
菓銘は神武天皇の后・五十鈴姫に由来すると思われます。
五十鈴姫を祀る奈良の率川神社では笹百合を神花とし、祭礼では百合が供えられます。
とのことです。

こないだから三島由紀夫「豊饒の海」を読んでいたのですが
その2「奔馬」にまさにこの率川神社の三枝祭が描かれるのですよ。
上にも書かれた祭礼で備えられる百合が、登場人物の少年の心や
その在り方の象徴のようにして使われます。
勲くんは奔馬であり白い百合でありました。

なんでまた「豊饒の海」を読もうと思ったのかというと
いま(2018年秋)舞台化されてて私の心の甥っ子・宮沢氷魚くんが出てるので。
勲くん役で。奔馬!
でも原作を読んだ感じでは氷魚くんと勲くんは重ならないですなあ。
で、舞台を観てみようかな・・・その前に予習だなと読み始めたけど
なんだかんだあーだこーだで読んだだけで満足してしまったという。

いやしかし。大作でござった。
再読せねばとも思うんですが再読も大変そうです。
三島由紀夫はですね、やたらと裸の写真が印象に残るマッチョな人
ぐらいの認識でおりまして。失礼な。
はじめてちゃんと読んだのですが、すごいね!すごい描写力。しつこい!
それを描くためにそこまで言葉を尽くしますか、といろんなところで感心しましたよ。

読み始めてすぐに目が釘付けになった表現があったので引用しておきます。
その1「春の雪」の冒頭のところです。

この種の倨傲(マツナガ注:「自分を愛してくれる人間を軽んじ、軽んじるばかりか冷酷に扱ふ清顕のよくない傾向」)は、十三歳の清顕が自分の美しさに対する人々の喝采を知つたときから、心の底にひそかに養はれてきた黴のやうな感情だらうと、本多は推量してゐた。触れれば鈴音を立てさうな銀白色の黴の花。

触れれば鈴音を立てさうな銀白色の黴の花

ですよ。
「自分を愛してくれる人間を軽んじ、軽んじるばかりか冷酷に扱ふ清顕のよくない傾向」が
「触れれば鈴音を立てさうな銀白色の黴の花」に言い換えられた!!
黴の花だよ黴の花。
黴の花・・・(私もしつこい)
マツナガ感服仕り候でございましたわよ。

そんなこんなでですねー
三島由紀夫に俄然興味を持ってしまいました。

「豊饒の海」に出てきた人たちは三島由紀夫の中にある人格を
ちょっとずつ分け与えられた人たちなんだろうな、とか考えたり。
「天人五衰」で久松夫人が透くんをやり込めるところがお見事だったのと
あと「奔馬」でも本多さんが勲くんに送った手紙はとても大人で客観的な内容だったのに
このようなことを書ける人がなんで自衛隊で割腹自殺だったんだろうか、と。

あのようなことを書ける人だったからこそ自殺しかなかったのかな。

そういえばタイミングというのがあるようで
今度、輪廻転生的な話の映画を観に行きます。
輪廻転生が流行ってる!(当社比)
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by matyu_nao | 2018-12-02 18:09 | 読んだもの | Comments(0)

京都滋賀近辺についてのおぼろげな発見など

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夏ーって感じの写真ですね。百日紅。
飽きもせず暑いですね。毎日毎日。

今回はドラマではなく本の話です。たいした話ではありませんもちろん。

今さらながら読みました。

なんか昔の村上作品を幾つか混ぜ合わせて
2000年代風味にした感じのお話だなあと。おもしろかったですけど。
村上春樹も年をとったのだなあと思いました。
全体的に穏やかな感じがしたことと
ハワイじゃなくてフィンランドになってることと
最後の救いのなさが軽減されていたことなどから。

そしてこれも。おもしろかった。
どちらかというと表題作よりももうひとつの
「バイアブランカの地層と少女」の方が好きでしたが。

「これからお祈りにいきます」はちょっとしたファンタジーなのですが
舞台はおそらく京都なんですよねえ。
森見登美彦も地に足ついた感じのファンタジーを書く人ではないですか。
地に足ついたって変か?
舞台は現代の日本だけどそこに入り込んできたちょっとした異空間。
で、あの人のもだいたいは京都が舞台になってますよね。
でですね、万城目学は「偉大なる、しゅららぽん」しか読んだことないけど
あれも滋賀が舞台なんですよね。

それでやっぱりアレか。
あの辺はそういう変なものが出てくるのを書きたくなる土地柄なのか?と思いました。
なんかいるんですなきっと。あの辺。

というわけでまだまだ続くよ読書月間。
今から「泣かない女はいない」(長嶋有)にとりかかります。
あと最近読んだのは
西加奈子「ふくわらい」
佐藤正午「鳩の撃退法」
円城塔「バナナ剥きには最適の日々」「シャッフル航法」
など。
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by matyu_nao | 2018-08-26 13:30 | 読んだもの | Comments(0)

リスク分散型で

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紫陽花のお花がきれいに咲いている季節にこの写真ってどうなの。

とは思いますがまあまあまあ。3月に山形で遭遇しましたドライフラワー。
というわけで永井均「子どものための哲学対話」を読みました。

子どものためというか・・・私にはちょうど良かったデス。
とてーもおもしろいので未読の方はゼヒとも。
とはいえ終章に以下のようなことが。

こういうはなしは、どれも、たまたまある場所に立った人にだけ、意味を持つんだ。
(略)
ぼくのはなしは、補助線みたいなものさ。
その補助線が引かれることで、ある人には、世界と人生の見えかたが変わるけど、
別の人には、なにも変わって見えない。
ただ、よけいにごちゃごちゃするだけなんだ。
それに、おなじ人にとっても、まだ早いかもしれないし、もうおそいかもしれないんだ。

ちなみにこれを話しているのは猫です。という設定です。

それでですね。なにがリスク分散型かというとですね。
「ぼく」の「愛するって、どういうことかな?」という問いかけに対しての猫の答え
それに対して私の中をごにょごにょしてみた感想です。

猫曰く、愛には2種類あってひとつは世界のはずれから中心に向かう愛
もうひとつは世界の中心から外れに向かう愛。
誰かを好きになった時、きみはきっと自分は世界のはずれにいて
相手は世界の中心にいると感じるだろう。
世界の中心とはすべての意味の源であるような、深い、そういう中心なんだ。
大きな事件が起こった時にすぐに伝えてくれるテレビなんかは
世の中の中心とはつながっているかもしれないけど
世の中の中心と世界の中心は違うんだよ(て感じ。要約でした。p65)そして

もしきみがだれかに対して、そういう世界の中心がそこにあるって感じたなら、
それは愛だよ。

なんだそうです。
私はただいま特にパートナーもいなくてひとり楽しく暮らしているのですが
私の世界の中心にはたくさんの人がいるな、と。
甥や姪、大事な友人、その子どもたち、師匠に先輩、お世話になってるいろんな方。
マツナガ世界の意味の源です。

ということを知ったので発表しておこうと。
で、以下のような人でもありたいものです。

自分自身に、すこしでも世界の中心とつながっているっていう安心感があって、
その安心感をすみっこにいるあの人にも分け与えてあげたいって感じたとすればね。
それも愛だよ。







by matyu_nao | 2018-06-08 16:04 | 読んだもの | Comments(0)

はじめての音声認識

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なんだかんだあーだこーだで河合隼雄「心理療法序説」というのを読みました。
メモっておきたい面白いところがあったのでヒマに任せて。


スポーツにしろ芸術にしろ、「適度」というものがあって、それをピタリときめるのが芸なのだから(以下略、p239)

写真にもあると思う。
料理の盛り付けとか。素材を撮るときのおいしそうな量とか。
こないだの山形での写真講座のとき
梅干しを上手に撮りたいというメーカーの方に
これちょっと盛り過ぎですね・・・おいしそうに見える量ってものがありますので
とお話したのを思い出しました。
そしてこれは師匠の受け売りです。ウス。


神話の分析については他に譲るが、要するに、日本神話の構造の特徴は、中心が無為の神によって占められ、その周囲にいろいろな神がうまく配置されて、均衡を取り合いながら存在しているのである。
中心に全体を統合する原理や力をもった神が存在するのではなく、中心は「無」なのである。
この特徴を明確にするため、キリスト教の唯一の至高至善の神をもつ考えと比較し、それを「中心統合型」と呼ぶのに対して、日本のを「中空均衡型」と呼ぶことにした。
「中心統合型」と「中空均衡型」はまさに一長一短であり、簡単に優劣を判定することはできない。
このようなものの言い方をするところが既に中空均衡的だと言われそうであるが、いずれにしろ、どちらかの観点に立って他方を批判することは容易である。
中空均衡型も大別すると母性原理優位の方に属するが、それなりに父性と母性のバランスをとろうとしたり、全体の構造をある程度もっているところが、母性原理中心とは少しニュアンスが異なっていると考えられる。

中空均衡型の特徴を ー分かり切っているだろうがー 一応を少しあげておく。
中心が空であるため、それは善悪、正邪の判断を相対化する。そのため対立するものでも、全体的平衡を保つ限り共存できるのが特徴的である。
中心統合型では、中心が絶対化され、それと相容れぬものは周辺部に追いやられるか、排除されてしまう。中空型は対立するものが共存できる妙味があるものの、時にそれはどうしようもない悪をかかえこんだり、すべてのことがあいまいになってしまう欠点をもつ。
このようなことは日本人の生き方を見ているとよく感じられることである。

中心が空であるために、一時的にせよそのなかに何かを取り込むことが行われやすい。日本人が仏教、儒教などを取り入れてきたことにそれが示されているが、ただ、それは中心に定着せず徐々に全体のなかに取り込まれて「日本化」し、中心は再び空になる、という傾向をもつ。
あるいは、中心への他からの侵入を避けるために、中心に「無為」の人を長として入れて象徴的に「かついでおく」という形をとるときもある。
このような形を好むときは、有能な人は長にはなれない、というような西洋的に見ると不可解なことが生じたりする。このようなときでも、全体の平衡のためには中心を「空」にして保持することが大切なので、無能な長を守るために多くの人が努力をするときもある。
中空構造について述べると切りがないので、このあたりで切りあげるが、各自は日本の政治、宗教、社会構造などいろいろな点に、この考えがあてはまることを、自ら確かめていただきたい。(p143-p144)


読みやすくするために改行など適宜入れています。
下線部は本では右に点が打ってありました。
いちいち自分で打ち込んだ方が記憶に残りやすくて良いかなあと思ったけど
ちょっと思いついて音声認識を使ってみた!!すごく賢かったデス・・googleサン。

そんなわけで、引用部分最後の方が、もうもろに今のそーり大臣を思い起こさせるな、と。


写真は先日の天王洲アイル。鳥さん。







by matyu_nao | 2018-05-30 16:41 | 読んだもの | Comments(0)

蜜蜂と古文書

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怒涛の旧満洲旅行記から一転、放置プレイでしたが雨続きですねトーキョー。
去年だったかな?同じことをお空に向かって叫んだ気がします。

秋晴れって言葉を知ってるかー!?

写真は夏に撮ったものです。
昨日話していた方はローソンの街カフェは旨い、と主張されていましたが
私はファミマ派です。
どちらかというとファミマがマシかな派。
どうやら「店員さんが淹れてくれる」というのもポイントになっているようです。

ところで書くことがないので最近読んだ本の話を。
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ナゼかいつものリンクが貼れないので書影を持ってきてみたよ。
力作でしたよ。直木賞受賞作だそうで。
とてもおもしろかったけど2回は読まないな。「ユージニア」の方が好きです。
とりあえず恩田さんのクラシック音楽愛は溢れるほどに伝わってきました。
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ノンフィクションで淡々とした語り口なのですが
淡々と読み進めてしまうおもしろさでした。静かにスリリング。
イスラム過激派に占拠されてしまった街ってこんな風になるんだな、というのがよくわかりまして興味深かったです。
アフリカにこんなに豊かな本の文化があったなんて知らなかった。

上の2冊は、ここ最近の私の図書館であるところのお茶のお稽古仲間さんが貸してくださいました。

あとは安富歩先生の『満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦 』(角川新書)など。
中国東北部と万里の長城から下の地方の経済のあり方の話が!なるほどねー!でした。
そして安富節全開でウケました。

今は磯田なんとかさんが司馬遼太郎作品について書かれたものを読んでおります。
(これも貸してもらった)
何が言いたいのかよく分からないので、もう読むのやめようかなと思い始めてます。

半強制的に本を貸してもらえるというのは
自分の興味の範囲外からいろいろ繰り出されてくるので
大変ありがたく楽しいです。
ていうか蔵書数がすごい。





by matyu_nao | 2017-10-21 17:03 | 読んだもの | Comments(0)

Twilight in the .......

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撮影のあれこれで、とても立派な出汁用トビウオをいただきまして。
アゴ出汁を取ってみたの巻。
贅沢でしたーおいしかったー。

というわけで、9月に中国東北部へ行く予定です。
いわゆる「旧満州」あたりに。
方々からの渋すぎるというお声もなんのその。

そんなわけで、せっせと知識を詰め込んでおるわけですが(すぐ忘れるけど)
映画「ラストエンペラー」を見ましたヨ。
ジョン・ローンがかっこよかったヨ。
セリフが英語だったからちょっとびっくりしたヨ。
中国(香港があったからか?)の俳優さんの英語力はすごいですね。

長かったー。でもおもしろかったー。
なんかすごいよね。中国。
この映画で素朴にすごいな、と思ったのが
紫禁城が思いっきり映画の舞台として使われていることです。
日本で考えると皇居で映画撮ったってことですよね。京都御所くらいか?
それを思うと、中国って激動だったんだなあなどと。

それで映画の中で「Twilight in the Forbidden City」という分厚い本が出てくるんですが
それの翻訳版「紫禁城の黄昏」もちょっと前から読んでました。
これがまたおもしろくないんだ(笑)
なんかいかにも翻訳って感じの文章でねえ。やたら長くてねえ。

監修者まえがきってところで「ラストエンペラー」の中で
「特に印象的なのは、黒い衣服を着ていつも少年皇帝の側に仕えているイギリス人であった。」
という箇所がありました。
これが「Twilight in the Forbidden City」の著者なんですけど
このようなさらっとした触れ方だったから、ちょろっと出てくるのかなーと思ってたら
ガッツリ重要な役割でしたヨ。おいおい。
黒い衣服とかあんまり着てなかったし・・・・。

いやしかし。
中国ってすごいなあ。
「ラストエンペラー」は衣装とか髪型とかもとても興味深かったです。

「皇帝」だったのに収監された挙句
一般人になるとかどんだけ壮絶な人生なんだ。
(なんてどうしようもない感想なんだ)






by matyu_nao | 2017-08-26 17:44 | 読んだもの | Comments(0)

ことばっておもしろいねの巻

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あいかわらず写真と本文は全く関係がないです。ディルときゅうりのサンドイッチ。

『キメラ 満洲国の肖像』(山室信一)というのを読んでいます。

キメラ 満洲国の肖像 [増補版] (中公新書)

山室信一/中央公論新社

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68ページにですね
「満州事変のある時期に軍部が政府を引きずったように見えたのは、
その実輿論が政府よりも却って軍部を支持したからに外ならぬ。」

という一節がありまして、これは1931年刊行の橘樸編『満洲と日本』からの引用です。

ここで「輿論」という文字が引っかかりまして。
あれ。これ「よろん」って読むのかな?
でも世論は「せろん」って読むでしょ?
輿は「せ」とは読まないような気がするけど、あれ・・これ一体どうなってんだ?
と思ったのでしたー。

で、ちょっとグーグルせんせーに聞いてみたら
こんなサイトが出てきたヨ。

(慶應MCC 夕学リフレクションとかいうところのブログです)

もともと、輿論(よろん)と世論(せろん)は違う言葉だったそうで!
わりとよく知られた話のようでお恥ずかしいですが。

上のサイトによると
「「輿論」は正確な知識・情報をもとにして、議論と吟味を経て練り上げられるべきものに対して、
「世論」はたぶんに情緒的な感覚、日本語でいえば「空気」のようなものである。」

だそうです。

おもしろいなあと思ったところは
「明治の知識人や新聞は、両者を的確に使い分けていた」というところでした。

「明治の」っていうことは、冒頭で引用した文章は昭和初期のものなので、そこで使われた「輿論」という言葉は今でいうところの「世論」のニュアンスを持った言葉だった可能性が高いということですよね。
文章の内容的にも、どうも情緒的な雰囲気が漂っていますし。

うむむー。
勉強になりますなあ。
そしてこいういう、しっかりした学者さんの書かれた本は
文章もしっかりしていて良いなあとか思いながら読んでます。

輿論と世論が違う言葉なのだと知るだけでも
社会に対する姿勢がちょっと変わってくる気がします。

ことばっておもしろいね!!





by matyu_nao | 2017-08-07 12:14 | 読んだもの | Comments(0)

世界は知らないことだらけである

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写真は下の投稿にあるカトルフィーユ×大金ハムうまうまコンビです。

お茶のお稽古仲間の方が本を貸してくださいます。
活字なら(ホラー以外)なんでも読むマツナガとしては
たいへんありがたい。

先日お借りしたのがこれ。

また、桜の国で

須賀しのぶ / 祥伝社


ヨーロッパでの第二次世界大戦?の端緒である
ドイツによるポーランド侵攻の頃の話です。
アニメ的キャラ立ち感がありとても読みやすく、ぐいぐい引き込まれました。

いくら歴史のカリキュラムが古代から始まって近代までたどり着かないとはいえ
私は知らなすぎるぞ、これ。と。
上記の本の参考文献に挙げられていた本も2冊ほど読んでおります。

こりゃポーランド行かねばならんな、と思いました。

そして、昨日だかから話題になっている
某ホリエモンがヒトラーのTシャツ着てテレビに出たとかいうアレ。
ご本人はシャレのわからないやつばっかりだ、とかのたまっているようですが
まさかヒトラーがやったことを知らないはずはあるまい?
ちゃんと知らないのかな。
知ってたらシャレでも着れないと思うんだよね。

だからあの人はイーロンマスクにはなれないんだな、とか。
余計なお世話ですけど思いました。







by matyu_nao | 2017-07-14 18:56 | 読んだもの | Comments(0)

あさきゆめみし

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去年の暮れにいただいたさしみ湯葉。激ウマでした。

お茶の先生の姪御さんが成人なさるということで
記念写真を撮って参ったの巻。
その時にお土産にもたせてくださいました。激ウマ。
さしみ湯葉があんなにおいしいとは知らなかった。

ところで、お茶仲間の方からマンガ「あさきゆめみし」を借りました。
長かった!
あ、源氏物語です。
源氏物語を読んでみようかなあと思って、という話をしてたら
マンガがある!と貸してくださいまして。

借りる
貸してくれる

なぜ漢字が違うのか。
あ。主体の違いか。
40年日本人をやってきてはじめて気付きましたヨ・・・。
ニホンゴムズカシイネ。

いや。問題は平安貴族の姫さまがたですよ。
男性にすがるしか生きていく道がない。哀れであることよ・・・とか
やっぱ姫は見た目がすべてであるか・・・とか
どんだけ狭い世界でごにょごにょやってんだ・・・とか
考えながら読みました。

後世の人間が心の声をつけちゃうと
女性といえども殿方にすがらなくとも生きていけるようになりなされ
的なことも書けましょうが
本来の「源氏物語」だとそんなことにはなってないんだろうなあとも思いました。

藤壺の宮と紫の上が亡くなるシーンが印象的でした。
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タレの袋がステキでしたのよ。





by matyu_nao | 2017-06-06 16:42 | 読んだもの | Comments(0)